「NINAGAWA 十二夜」が安心して見られた理由
東京・歌舞伎座の今月「七月大歌舞伎」は、蜷川幸雄演出、シェイクスピア原作の「十二夜」。
5月の勘三郎襲名で「野田版・研辰の討たれ」を、6月はコクーン歌舞伎の「桜姫」を鑑賞した私。これで3ヶ月連続で新しい歌舞伎を見ることになります。
蜷川演出ものは現代劇も見たことがなかったので、あえて何も仕入れず、土曜日の夜の部に参戦。
蜷川演出の特徴がよくわからないので比較しようがないのですが、シェイクスピアと歌舞伎は結構相性がいい、と思いました。
世の中に対する皮肉や伝えたいメッセージはあえて面に出さず、単なる娯楽としても楽しい、深読みしてもさらにおもしろい。それが歌舞伎脚本の基本だと思うのですが、やはり創作された時代が似ているのか、シェイクスピアにも同じものを感じます。歌舞伎役者は身体能力が高いので、シェイクスピア独特の長いセリフもはっきり聞き取れる。これもまた素晴らしーです。
なんといっても、主役の尾上菊之助丈の熱意がばしばし伝わってくるのがよい。まだまだ芯は細いのかもしれないけど、客席にすがすがしさを運んでくれます。また、親父さんの菊五郎丈がまさに怪演といえるほどの出来。回りの役者がしっかり支えてくれているので、安心してみていられました。まー舞台美術もすごかったけどね、菊五郎丈の演技には負けていたね。
「野田版・研辰の討たれ」と比較するのはなんですが、野田版はものすごく楽しい。だけど全然後に残らない。それはたぶん、演出の違いではなく、野田版は、野田さんの伝えたいテーマがはっきりしすぎていて、それを観客に押しつけているように私が感じるからなんだと思います。
| 固定リンク





コメント
みちこさん、いらっしゃいませ。なんと、すごい偶然ですねぇ~。サイト、拝見しました。長いお耳がかわいいですねー。
うちもかなりハイパーなんですよ、女の子なのに(^^;)。性格も似ている・・・うーむ。このサイト、いろいろなテーマで書いております。もしよろしかったら、またぜひお越しくださいませ。
投稿: よ | 2005年7月26日 (火) 00時03分
こんにちは!NINAGAWA十二夜で検索してたらコチラを発見して・・・歌舞伎も過去3ヶ月同じのを見ているし、映画も同じ場所で同じのを見てるのが多いし、そして何より、うちもトイプーを飼っているので、勝手に妙に親近感が沸いてしまって、TBさせていただいちゃいました♪
このリンクはわんこのHPなのですが、その中で映画や演劇のブログやっています!
またのぞきにきまーす!
投稿: みちこ | 2005年7月24日 (日) 21時47分
あー、ご主人だったのですねー。お2人でブログなんていいですね^^ 私もミュージカルだの音楽だの好き勝手をblogに書いております。またこちらへもよられていただきますね^^
投稿: toto | 2005年7月14日 (木) 00時55分
いらっしゃいませ。
コメント&TB返し、ありがとうございました。
夫のブログ「浅野比呂志の非公式ブログ」にTBをいただいていましたので、チェックさせていただきました。私は歌舞伎、夫はミュージカルが好きなので、また読んでいただけると幸いです。
でも、HN、偶然ですね。TOTOという名前は、まさに夫が「オズの魔法使い」から引用してきました。ご明察です。
投稿: よ | 2005年7月13日 (水) 10時57分
はじめまして、TBありがとうございました。
歌舞伎も蜷川氏もあまり詳しくないのですが、舞台は非常に楽しめました。 菊之助さんの演技も楽しかったです。
ところで、ワンちゃんのお名前TOTOちゃんっていうんですね(^^)私のHNはサッカーからなんですが、「オズの魔法使い」のワンちゃんもTOTOちゃんだったなーと思い出しました。かわいいですね。
投稿: toto | 2005年7月13日 (水) 00時33分